2012年1月24日火曜日

Facebook初心者セミナー

FM石川主催のFacebookセミナーで講師をさせていただきました。
Facebook初心者を対象に、Facebookを使うにあたっての心構えを中心にお話しを、前半45分、後半45分という時間割でお話しさせていただきました。もう少し時間があれば事例も加えながら、わくわくする様なアプローチでもいけたのではないかと、終わってからそのことばかり考えています。

Facebookを使っていて、マナー以前に少し考えるべきところについては、ほぼ網羅できたのですが、シリアスな話しをストレートに聞いていただくという、ちょっとした試練を体験させてしまったのではないかと、その点だけが心配です。
折角の初心者講座なので、Facebookの楽しさについてもっとフォーカスしたかったのですが、これをきっかけに、自分で手探りしながらインターネットで強く生きるために鍛えるべき筋肉の場所に気付いてもらいたいというか、思考回路の持ち方について考えていただきたいという内容のお話しに終始しました。

実名匿名の宗教論争はさておき、Facebookの良さは実際の友人、知人と楽しく遊べるという点にあります。
そのためのルールやマナーは、現実空間と大差ありません。しかし、ネット特有の行動パターンや現象というのも少なからず存在します。
面白い事に、Facebookを使っていると定期的に自称IT系の人間のダメさ加減に驚くことがあります。
セキュリティ系の、いわゆる有用情報と言われる類いの、検証不足で奇妙な記事を無闇に拡散してみたり、単に文字数を埋めている過ぎない結論も内容も無いニュース記事の扇情的なタイトルに乗ってまんまとミスリードの尻馬に乗ったりと。
とにかくそういうことに注意深く適切であるのが、あなたの職業的な専門性やクオリティを知る手がかりになるポイントだろうという場所で、ことごとく残念な行動を取っている人を見かけるわけです。
場当たり的に対処法だけを広めて、本当は何が問題なのかを教えないままにしておくというのは、専門家としてあまり褒められたものではないと考えます。

頼りになる専門家もあまり居ないということで、とりあえず、日常の隙間を実際の友人達と他愛も無く埋めてみるところからスタートして、自力を付けることをおすすめします。それにあたって、プライバシーがとても気になるなら、最初から普段の日常並みの節度は保つべきです。
そもそも、Facebookのプライバシーポリシーや、Facebookがユーザーに対して宣言している利用規約はご存知ですか?
自分がFacebook上で何らかの被害を被ったと想像して、その被害に対してFacebookは何か対処してくれると期待できる存在でしょうか。少しオーバーに感じるかもしれませんが、何をするにつけても、そういったことを改めて確認してみるというのは、案外大切なことです。インターネットのサービスも日常の空間にある現実のひとつです。

いや、Facebook楽しいんですよ。楽しいんです。このエントリーも決して重くなることを意図して書いているわけではありません。
どうやったらこの内容のまま、元気が出る方向で伝えられるかについて、今後は研鑽していきます。

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