2010年7月27日火曜日

拡張現実プロジェクト

8月に入れば、プレスリリースが出るのですが、『セカイカメラ』を利用した産官学連携の実証実験のコーディネートをやっています。
学生の皆さんにも協力していただいて、国立公園の中にエアタグを貼ろう!というものですが、これには、もうひとつの実験が隠れています。
セカイカメラでエアタグを貼ると、Twitterに、#sekaicameraというハッシュタグ付きでエアタグの内容をツイートできる機能があります。これに乗っかって、今回の実証実験ではハッシュジャックを行なうことで、Twitter上でどのくら注目されるか、ネット上にどのくらい広がるかを見ていこうと考えています。
プロジェクトに参加する学生の皆さんにも、Twitterのアカウントを用意していただき、連携の「産」にあたる企業の皆さんにも、学生さんの実証実験中のツイートや、実際にエアタグとして貼られた#sekaicamera付きのツイートに、更に解説を加えていただくといった支援をお願いしています。
これをきっかけに、この実証実験に関わる企業内の複数の個人が、自身の身分を明かしつつ、個人的にTwitterを利用することになれば、かなり自然なPRにもつながっていくと考えています。つぶやきはあくまで個人的なものとし、公式アカウントの「中の人」というスタンスではなく、あくまでも自分が属している組織や職業を明かしながら、Twitterを楽しんで使う。ここから生まれるPR効果は、地味でも深く届くものになるのではないかと考えます。
ところで、この産官学の連携の「学」の皆さんは、今回の実証実験をきっかけに、富山県内のいろいろな場所にエアタグを貼る活動を開始します。
主に利用する「セカイカメラ」はiPhoneやいわゆるGoogle携帯Androidのソフトです。一部の人にしか利用できないんじゃどうも……。というご意見も一度ならず耳にしてきましたが、岐阜県では既に県をあげて取り組んでおられますし、まだまだ観光案内のARタグは珍しいので、積極的に整備していけば、これまでの観光客とは違う層に、違う角度から訴求できます。観光客を獲得する従来の厳しい競争とは、フィールドを変えてできる試みというだけでも、価値は十分あるのではないでしょうか。