初日は小矢部市役所をスタートして、石動駅からお寺を中心に2時間半程度のコースを確認。見どころになるポイントをざっと把握してきました。
石動の商店街は昨年何度か歩いたことがあって、さて、ここを全体ひと回りしたとして、果たしてどのくらい時間が潰せるものだろうかと思っていましたが、その時は踏み込みが甘かった様で、商店街から少し入って、お寺や神社をポイントにして巡ってみると、結構面白くつながっていきます。また、実は山を背に抱えているために、ちょっとした見晴らしの良いポイントも散策コースに含めるのではないかという、面白い発見や、現在の散策案内図を補完するアプリ作りのヒントもそれなりに発見できました。
ヒミング歩きであい部のマップ |
『氷見でござるの巻』を制作する段階でも、かなりの時間コースになる場所を歩き回りましたが、『ヒミング歩きであい部』がカバーする範囲と量はなかなか圧巻です。
3月にはこの発見を利用したイベントも予定されていて、これに合わせて『氷見でござるの巻』を少しだけアップグレードするかもしれません。
また、この『ヒミング歩きであい部』の様な活動を、石動のまちなかでもやってみようという動きもある様です。
点を線や面にという話しは良く耳にしますが、その場所にあるものが面白いか面白くないかということになると、その質や量の大きなところは、にわかには動かしがたいものがあります。
氷見にも石動にも、それぞれ良いところや問題点があり、スマートフォンのアプリが何かをしたところで、そうそう簡単に本質が変化するわけではありません。
鉄道が一時間に一本という状況で、それを足に使う地方の感覚ではあまり省みられないことですが、知らない駅に降り立って、そこを起点に歩いてみる楽しみは、案外どんな土地でも享受できるものです。
自分が毎日目にしているものを、誰かが面白いと感じ、それについて改めて考えてみると、実は単に見ているだけで背景を深く知らなかったということは、案外あることです。
丁寧な再認識、拾い出しは様々な場所で可能です。「こんなものには誰も興味を持たない」という先入観から、躍起になって特別なコンテンツを探したり作ってみたりする前に、当たり前だと思って見ていたものの活用をするべきではないでしょうか。
幾度も歩き、アプリが動いている氷見でも、調査を始めたばかりの石動でも、今そこにある全ての資源を一気に使い切ることは不可能だということは、すぐに理解できます。
地力を連携させ、いかに活用するかは工夫次第です。スマートフォンを持ち歩くという新たな情報の受発信のスタイルが確立しつつある中で、どんなことがまちあるきを楽しむ有効な補助になり得るのかを更に模索していきます。
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