何を伝えるべきか、日々考えていることを整理して、Webを利用して発信する練習をします。
要点を抑えて練習すれば自然にできる様になりますが、馴染んでいく速度はそれぞれで、大変苦労する場合もあります。
インターネットを利用して自分たちで手軽に発信できる時代。適切な発信で得られるものは多くあり、反面、効果を得るには言うほどの近道は無いことも、同時にお伝えします。
様々なビジネス書を読み、自分たちの事業の強みやマーケティング的な考え方について、セミナーやコンサルティングを通じて分析したり掘り下げたりしている皆さんが、さて、見つけた強みで新たなことに挑戦して、結局何処にもたどり着けていないというのも、よくある話し。
強みを見出して、それを活かすホームページを作ったと聞いて拝見してみても、見出されたという強みに全く強みに言及されていないケースがまま見られます。
「ホームページ屋さんとちゃんと話をしたんですが……。」
ということで、改めて強みについてどの様に言及されているのかと聞いてみると、値段であったり、掲示してあるカタログスペック的や機能的なものだったりします。
分析で出てきた強みは果たして数字や性能表だったでしょうか。違う筈です。
こういう事態が生じる一般的な思考経路としては概ね、こうです。
- 強みを表すその言葉に特徴が無いから差がつかない。
- 強みの結果がサービスの値段や製品に出ている。
しかし、肝心のサービスや製品も、決して唯一のものではない場合、結果的に値段やスペックを提示することで、ホームページで自分たちの情報を出しているというよりも、比較検討の材料を提供しているに過ぎないわけです。
何を比較してもらうべきか、何によって選ばれるべきかで、感じてもらう感想や満足感が違うことについてしっかり把握していくことで、発信の内容は簡単に変化していきます。